水無月
 葉月

                                 文 月 


                        水無月の雨は静かにゆるやかに 文月の雨の荒々しきかな

                        時折の光と共に降る雨の 通り過ぎ行く文月の夜半に

                        年月の流れの早きを振り返り 遙か彼方に子等の呼ぶ声

                        背負いつつ育てし子等の行く末も 幸多かれと祈る日々あり

                        梅雨明けの予感を胸に抱きつつ 涼を求めて大阿蘇紀行

                        待ちに待つ夏の休みの始まりて 家族揃いし旅は楽しや

                        大阿蘇を渡りし風の音を聞き 共に歩きし君を気遣う

                        幼子の無事な成長祈願する 噛ませ噛ませの声と囃子と

                        セイヤーと囃子詞(はやしことば)と鐘太鼓 夜空焦がして火を噴く大蛇


                        晴天の霹靂(へきれき)の如く彼の国は ミサイル飛ばし何を求むる

                        梅雨空を暫し見上げて故郷の 蜜柑の木々に思いを馳せる

                        蝉鳴きて夏の暮らしのイキイキと 暑さへ向かい時は流るる

                        水無の月を送りて迎えたる 文書く月の早くも過ぎ行く

                        雨乞いの後に降りたる雨故に 命の水の尚も愛しき

                        人々の願い叶いて雨きたる 命の水は永遠なるかな

                        一時の涼しさ求め人々の 数多集える菊池渓谷

                        冬は雪秋は紅葉渓谷の 夏は緑と水の涼しさ

                        パソコンに向かいし日々の懐かしく 肩の痛みと戦う日々有り

                        夜は明けて光織りなす朝の庭 蒸し暑き夜暫し忘るる

                        蝉鳴きて季節の移ろい眺めつつ 厳しき日射しにため息をつく

                        こんもりと緑織りなす白川の湧き出る水に暑さを忘るる

                        是からの暑き毎日彷彿す 入道雲の広がりたる空

                        目覚めれば隣に気配有るがごと 日々の暮らしの静かなりけり

                        山々の雲の流れを道連れに 神の住みたる高千穂もう出


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