卯月 水無月

                                         皐 月



                              大阿蘇の緑の大地に風渡り 五月の雲のゆるやかに流るる

                              五月晴れ木々の緑の眩しさよ 優しく揺れて初夏の訪れ

                              風に舞うあんずの花の愛おしく 春の宴は永久の夢かな

                              ハラハラと風に舞いたる花びらの 命の詩に耳を澄ませる



                              年月を共に過ごして今日のあり 君と吾との二人三脚

                              何時の間に背丈伸びたる子供等の 成長したる時を思いて

                              五月雨に打たれし花のいきいきと 青葉若葉の皐月来たりぬ

                              キラキラと光り溢るる朝の庭 木々の恵みの皐月の風吹く

                              新緑の光眩しき草枕 蜜柑の花咲き時は流るる

                              目に青葉ウグイスの声鳴き渡り 雲一つ無き草枕温泉

                              山々の景色眺めて幾年(いくとせ)も 共に過ごして今日の在るかな

                              蜜柑花数多(あまた)咲きたる草枕 皐月の風の香り豊かに

                              五月雨のしとしと降りたる日のありて 暫しのんびり1日過ごしぬ

                              雨後の木々の緑の眩しさに 皐月の風は静かに吹きゆく

                              春蝉のジージー鳴きたる1日を 庭の手入れに明け暮れる君

                              五月雨も僅かに降りたる皐月空 紫陽花色づき季節は移れり

                              大空にユラユラ泳ぐ鯉のぼり 春の門出の祝い唄かな

                              幼子の育ち盛りを祈りつつ 緋鯉に真鯉空に泳がす

                              年月の流れの如く大空を 気ままにいける君は幸せ

                              大阿蘇の緑豊かに蒼々と 五月の風の優しくそよぐ

                              大阿蘇の懐深く抱かれて 今宵安らか夢の旅路へ

                              山々の気高き尾根の上に立ち 遙かな友の幸せ祈らむ

                              島原の古き石垣苔むして 耳を澄ませば皐月の風吹く

                              古のロマンを訪ねし島原の 波路遙かに船の影見る

                              大阿蘇の遙かやまなみ訪ね来る 仙酔峡のミヤマキリシマ

                              風吹きて雲の流れ見つめつつ 大阿蘇恋うるミヤマキシマ

                              晴れた日は幾つありしか五月雨の 多く降りたる年半ばにて

                              五月雨をそのまま持ちて水無月 長き雨降る季節来たりぬ

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