睦月 弥生

                                  如 月



                              朝霜の降りたる冬の寒さかな 


                              粉雪のチラチラ舞いて山間(やまあい)の 湯煙香る平山温泉

                              折からの春の陽ざしに誘われて 梅の花咲く三池の山里

                              キラキラと光り輝く風に乗り 心軽やかペダルも軽やか

                              チラホラと梅の便りは届けられ 春を待ちたる三池の山里

                              暖かき日射しを浴びて咲きにける 古(いにしえ)偲ぶ古里の飛び梅

                              キラキラと空に向いて咲き誇る 白き香(かぐわ)し臥龍梅かな



                              白き峰遙か彼方に臨みつつ 未だ見ぬ山の恋しからまし

                              月変わり春めく季節の訪れに 密かに咲きたる水仙の花

                              如月の寒さ増すなり雪降りて 梅の蕾も咲くを躊躇(ためら)う

                              寒風の吹きすさぶ朝雪舞て 冬の宴の如月来たりぬ

                              節分の豆撒く声を遠く聴く 暖かき春心待ちして

                              白川の春を呼びたる植木市 山茶花椿蝋梅紅梅
                                           (さざんかつばき ろうばいこうばい)

                              小春日に胸躍りたる植木市 艶やかに咲く白梅紅梅

                              春を待つ心模様を照しつつ 冷たき雨の今日も降りたる

                              南風(みなみかぜ)向かいてほころぶ紅梅の 
                                                  匂い香(かぐわ)し春日和

                              風に乗り大海原を渡りこし 鶴の里にも春は来にけり

                              小春日に誘われ辿りし出水市の ナベヅルマナヅル鶴の里かな

                              春を待つ心模様の風の音 梅ほころびて春は来るらむ

                              小春日の光溢るる空の下 白梅咲きたる古小代(こしょうだい)の里

                              湯煙の向こうに見ゆる鞍岳の 峰に積もれる雪深し


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